Proxmox VEで仮想マシンをインストールしてみる

普段はVagrantを使ってローカルで開発環境を作っていますが、今回は少し視点を変えて、「Proxmox VE」という仮想マシン管理に特化したOSを使って環境構築をしてみたいと思います。

Proxmox VEとは何か


簡単に言うと、VMware ESXiの親戚(代替)のようなものです。「仮想マシンを管理するための専用OS」というイメージです。
技術的なベースにはLinuxの「KVM」が使われているので、Rocky LinuxなどでKVM環境を構築したことがある方なら、とっつきやすいシロモノです。

普通のLinux(Rocky Linux等)のKVMと何が違う?


「同じKVMなら、Rocky Linuxに入れても一緒でしょ?」と思われるかもしれません。
根本的な仮想化の仕組みは同じですが、Proxmox VEは「仮想マシンを管理すること」に特化したOSだという点が違います。
OSをインストールしてログインすると、すぐに仮想マシン一覧や設定画面が並んでおり、余計なデスクトップ機能などは削ぎ落とされています。

最大のメリット:WEBブラウザで管理できる

これがRocky Linux等のKVM構成との決定的な違いです。

  • Rocky Linux等の場合: KVMは動きますが、Webインターフェースは標準ではありません。RDP(リモートデスクトップ)で接続してからGUIツールで操作したり、コマンドを叩く必要があります。RDPが重くてカクカクしたり、仮想マシンを1台作るだけでも意外とストレスがかかります。
  • Proxmox VEの場合: インストール直後からWEBインターフェース(ブラウザ)で管理できます。

Chromeなどのブラウザからサクサク操作できるので、設定のハードルが格段に下がります。

インストール方法について

インストール手順については、以下のサイト様が非常に分かりやすいので参考にしてみてください。
Proxmox VE 入門ガイド – Proxmoxインストール

ライセンスと機能制限(お財布事情)

今回使うのは、当然「無償版(Community版)」です。
正直に言いますが、このブログの主にはライセンス料を支払う金銭的余裕がございません。
基本的にお金はかけたくない。全て無料、あるいは極力コストを抑えるのがポリシーなのでLinux系を使っています。(もしお金に余裕があれば、楽で安定しているWindowsや有償版を使っていると思います…)

有償版と無償版の違い


Proxmox VEには、機能的な制限による「有償版・無償版」の違いはありません。
違いは「リポジトリ(更新サーバー)」です。

  • 有償版: テスト済みの安定した更新が降ってくる(Enterpriseリポジトリ)。一番安いプランで年間115ユーロ(約2万円前後)。
  • 無償版: 開発中のベータ的な更新も降ってくる(No-Subscriptionリポジトリ)。いわゆる「人柱」的な位置づけです。

個人利用であれば、無償版で十分運用できます。

仮想マシンの作成計画

実際にProxmox上に環境を作っていきます。
今回の物理ストレージ構成は以下の通りです。

  • SSD: OS(Proxmox本体)、ミドルウェア、DBなど高速I/Oが必要な領域
  • HDD: 画像、ドキュメント、ログデータなどの保管場所

作成する仮想マシン(予定)

今回は以下の2台構成で作ってみたいと思います。

  1. 仮想マシンA(Webサーバー等): Rocky Linuxをインストール(これは個人の好みです)。
  2. 仮想マシンB(ファイルサーバー): NAS系のOSをインストール。

まずは1台作ってみて、使用感を確かめていく予定です。


次回:仮想マシンの作成
次回は実際にProxmoxの管理画面から、Rocky Linuxをインストールする仮想マシンを作成していきたいと思います。

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