サーバー関連GUIツール

サーバーを管理している人は必ずしもエンジニアとは限りません。大手では管理者がちゃんといると思いますが、中小企業ではそうとは限りません。コマンドで皆うてるとも限りません。そこで、GUIで管理できるツールをいくつか紹介したいと思います。有名なのばかりなので聞いたことあったり既に使っていたりするかもしれません。

PLESK(プレスク)

パラレスクが提供しているサーバーGUIツールです。有料版で有名です。多くのサーバーで導入されていて、これ一つでドメインの登録、DNSの設定、FTPの設定など幅広くできます。多くの専用サーバーで導入されています。導入しているサーバーを一部紹介します。

月額費用などは発生しませんが、ライセンスでドメインの数が制限されています。デフォルトは10ドメインまでですが、他にも100ドメイン、無制限などのプランがあります。ライセンスにより月額費用は変わります。

HDE Controller

株式会社HDEが提供している製品です。HDE Controllerも有料の製品になります。PLESKとは違い、ドメインでライセンスの料金はありませんが、導入にはお金がかかります。

ログインするときにベーシック認証でアカウント毎にログインするので、PLESKと比べると慣れないと使いづらいです。個人的にはこの製品よりはPLESKのほうが使いやすいと思っています。

HDE Controllerを導入しているサーバーになります。PLESKより見かけないというのが印象でした。

webmin

無料で使えるGUIツールです。logwではDBを作成したりするときはこのツールから作ったりしています。コマンドでうつよりも楽なのと確実なのです。このツールでApacheの設定やメールサーバーの構築、DNSやFTPサーバーの構築など全部できます。有料版とは違いサポートがないですが、フォーラムは多かったり調べると色々でてくるので導入はしやすいです。

有料版ツールの厄介な所

PLESKにもHDE Controllerにも言えますが、二つとも厄介な所もあります。例えばApacheの設定ファイルで、バーチャルドメインを指定するときに通常なら/etc/httpd/conf.d/ の中にファイルが作られますが、これが変わったりします。僕が使ったことあるPLESKだとドメインの毎に設定ファイルができたり、HDE Controllerでは/etc/httpd/vhosts/ と変わったとこにありました。

また、Linuxのバージョンにもあわせているので、最近では5.6や6がでても、ツールが対応していなくて5.0のバージョンで提供されてアップデートしたら動作しなくなる可能性もあります。変にアップデートできないところが辛いです。

phpmyadmin

MySQLのGUIツールです。PLESKで標準で入っているのと、共用のレンタルサーバーでも導入されているツールです。コマンドで操作するよりもブラウザで視覚的にいじれるので操作も楽です。

phpPgadmin

PostgreSQLをブラウザで操作するためのツールです。phpmyadminと操作性も似ているので使いやすいかと思います。コマンドで慣れていない人向けのツールです。

qmailadmin

メールサーバーでqmailを使うときに使います。MLの管理やユーザーの管理ができます。PLESKやHDE Controllerではパッケージの中にMLの設定やメールユーザーの作成ができるので有料版には必要ないかもです。webminではそういう機能がないのでlogwではqmailadminを導入しています。

postfixadmin

メールサーバーのpostfixを使っているときに使うものです。logwではこのツールをみつけたら導入していたのですが、見つける前にqmailにシフトしていたので機会があれば導入してみたいです。

備考

僕が会社では有料版のツールを、自宅やlogwでは無料版のツールを使っていますが、全部で使っているわけではないです。GUIツールは便利ですが、データベースを使用するのでどうしても遅くなったりする事もあります。バーチャルドメインの設定ならツールからよりも直接コマンドで書いた方が速い事もあります。

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