サーバー、クライアントって何?

よく『サーバー』とか『クライアント』っていう言葉を聞くと思います。この言葉は結構曲者で慣れていない人や聞き始めたばかりの人からしたら『ん?え?』みたいな感じになるものです。この厄介な言葉の意味をちょっと説明していきたいと思います。

クライアントって何?

クライアント(英: Client)は、クライアント・サーバシステムにおいて、サーバに対してサービスの依頼を行いその提供を受けるような、コンピュータまたはアプリケーションやプロセスのことをいう。サーバからサービスを受ける側を指す。

引用元:ウィキペディア

例えば普段会社で使っている貴方のパソコン、隣の人のパソコン、向かいの人のパソコン、共用パソコン、貴方がもっているiPhone、iPad、タブレット端末などの事を総称して『クライアント』と呼びます。

他にも、メールで使っているベッキー、Outlook、サンダーバードなどを『メールクライアント』と呼びます。また、お客さん、依頼人、顧客の事も『クライアント』と呼びます。

クライアントという言葉は便利で厄介

クライアントという言葉はとても便利です。上にも書いたようにクライアント=○○っていうことはないです。ブラウザの事をクライアントという人も中にはいるでしょう。電話とかの会話中でクライアントは何を使っていますか?など言う人がいますが、聞いている側からすると『え?』と思う時もあります。

例えば、AさんはB社のサーバーを使ってメール設定をしようとします。ところがB社はC社のサーバーと契約をしていて再販していたとします。Aさんは電話でB社にメール設定を聞いていますがうまくいかないです。B社は一度電話を切ってサーバー契約しているC社に相談しようとします。

  • B社:うちのお客さんがメール設定できなくて困っています。ちょっと設定を教えていただけないでしょうか。
  • C社:クライアントは何ですか
  • B社:え?個人の方です。
  • C社:あ、メールのです。
  • B社:メールは○○になります。

あり得ないようで実際にありえる会話の一例です。クライアントという言葉はソフトウェア、お客様など顧客、パソコン、スマートフォンなどの端末などを全て総称しているのでわかりづらいときがあります。

上の例では、C社はメールクライアントが何かを聞いていたのですが、B社からすればクライアントがメールなのかそれともお客さんのことか判断がつかなかったことになります。WEB業界の人は誰でも一度はこんな経験があるとおもいます。

続いてサーバーについて簡単に書きたいと思います。

サーバーって何?

サーバーはクライアントからの要求(リクエスト)に応じて、何らかのサービス(処理)を提供する側のソフトウェアである。

引用元:ウィキペディア

サーバーは何かを提供するためのものになります。クライアント(パソコンなどの端末や端末に入っているアプリケーションソフトなど)が何か情報が欲しいときにサーバーに要求します。この要求されたPC=サーバーといいます。サーバーは要求されたら何かしらの応答をします。

サーバーの種類

サーバーの種類としては多岐にわたります。例えばオフィスや家庭で使う『ファイルサーバー』、『プリンタサーバー』WEBサイトでは『WEBサーバー』、『FTPサーバー』、『メールサーバー』、『ドメインネームサーバー』などがあります。使用用途なども異なるので簡単に説明していきたいと思います。

ファイルサーバー

ファイルサーバーは最も身近の存在だと思います。個人の家庭や会社のオフィスなどに存在している物になります。個人ではWindowsXPなどの古いPCや、NASと呼ばれるHDDを買ってきて設置したり、法人の場合はWindows Serverなどを導入したりです。

ファイルサーバーとは、PCからサーバーへアクセスして必要な情報(フォルダ・ファイル)などを取りに行きます。経費精算のファイルだったり請求書や見積もりのファイルだったり様々です。

ファイルサーバーの特徴は、不特定多数のクライアント端末(PCなど)から一気にアクセスがあったときでも耐えれるようになっています。一回で同時に200人とかだと無理かもしれませんが・・・

また、サーバーはネットワークで構築されているのでサーバーマシンがあるとこりにいかなくても自分の端末から接続してアクセスできます。ファイルサーバーはIPアドレスを取得しているのでIPアドレスを打って接続することも可能です。ファイルサーバーはデータを保管しておくだけなので、ファイルサーバーのマシンまで行って何か作業をするというのもなければ、ファイルサーバーのマシンでネット接続やメールをするといったことも基本的にはないです。

プリンタサーバー

最近では家庭用でも多くなってきました。プリンタにLANを繫いでネットワーク上に置いておけるものになります。特徴としては今までUSB接続のプリンタだとUSBを接続していないPCから印刷はできませんでしたが、ネットワーク上にあるPCからなら印刷が可能になります。
※プリンタドライバをいれるのとプリンタが対応していないと駄目です。

プリンタサーバーのメリットは業務用なら複合機も兼ねているのでFAXを送ったり無線LANからもできたりなどあります。好きなときに印刷できるので印刷できるPCに移動したりする必要性がないのがいいです。

WEBサーバー

WEBサーバーは大勢の人が触れている物になります。logwのこの記事を見ている時点で貴方はWEBサーバーにアクセスをしていることになります。WEBサーバーの特徴は、クライアント(PC・タブレット・スマートフォンなどの端末)から『このサイトの情報がみたいです』という要求(リクエスト)に対して『あなたの要求(リクエスト)の情報はこちらになりますと返答(処理)』をすることになります。』

WEBサーバーは、画像やHTMLファイルなどを表示するだけであって、サーバー自体が何かしたりしません。例えばlogwのトップページを大勢の人がみていますが、○○さんには見せてあげないといったような事はしません。

WEBサーバーがないとWEBサイトの閲覧はできません。このサーバーはサイトを閲覧する上で必須なものになります。

FTPサーバー

FTPサーバーは、制作系の会社でWinSCPやFFFTP(クライアントソフト)を使ってWEBサーバーにアップロードするときに使うものになります。サイトを更新したさいに、クライアント端末(PC)に入っているソフトウェア(クライアントアプリ)を使ってファイルをアップロードします。

FTPサーバーは、FFFTPやWinSCPといったようなクライアントソフトからデータを受け取るだけの物になります。またはサーバーから何かデータを転送するものになります。

このソフトがないとサーバーにデータを転送できないのでWEBサイトは作る事ができません。
※winSCPはSSHクライアントになります。FTPなどをサポートしているのが正しい表現かもしれません。

メールサーバー

メールサーバーは、普段メールのやりとりをするときに使っています。貴方が友人、会社の人、家族などにメールを送ることや受信できるのはメールサーバーがあるからになります。

メールサーバーは、メールの送信や受信といったやりとりをします。クライアント側(メールソフト)でメールを取りに行く(リクエスト)します。サーバーはリクエストをうけとったら○○なアカウントのメールは○○になりますという返答(処理)をします。

ドメインネームサーバー

このサーバーは普段サイトを見ている人で何か設定したりするものではありません。サーバー設定している人のほうが設定でつかいます。『ドメインネームサーバー』はDNSと呼ばれています。

DNSはドメインでアクセスしたときに、IPアドレスに変換する役割をもっています。サーバーが変更になってもドメイン名でアクセスしたときに○○のIPとわかります。また、その逆も可能でIPアドレスからドメイン名を見つけることもできます。